6月2015
大リーグのニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が昨日右手首の痛みを訴えて故障者リスト入りをしました。
昨年の右肘の故障を乗り越え、はじめは不安の残る投球だったものの、ここ数試合は絶賛の投球で不安解消と思われていただけに、非常に残念な形となってしまいました。
彼は今年から肘の負担を軽くしようと考え、投球術そのものを変えて今季に臨んでいました。
力強い投球から一見力みの取れた柔らかい投球への変化。我々凡人から見ても、目で見えるほどの大きな変化です。
その変化が彼自身の体に違った形で負荷を与えていたのかもしれません。
または今季初登板における周りからのバッシングを追い払おうとして、無駄な力が入ってしまったのかもしれません。
現状維持を求めていると後退しているもの。我々人間は常に変化していく意識は持ち続けなければなりません。
しかし、大きな変化は時として、大きな代償を払わなくてはならないのだと、今回のことは教えてくれている気がします。
とはいえ、田中投手はまだ若い。早く完治して我々の目の前で、あの素晴らしいピッチングをしてくれることを心から臨んでいます。
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